本当においしい桃はどこで買えるのか?|桃農家の息子がこっそり教えます

本当においしい桃はどこで買えるのか?桃を手にこっそり教える、かわて農園の若い桃農家

桃ファンの皆さま、こんにちは。
かわて農園の不肖の息子、タカヒトと申します。

さて、今日はちょっと桃業界のぶっちゃけ話をします。
大人の事情も絡んできますのでこっそりいきますね。

本当においしい桃って、どこで買えるの?

桃って、スーパーでも、デパートでも、道の駅でも、ネットでも買えますよね。
どこで買っても「桃は桃でしょ?」と思われるかもしれません。じつは私も農家の家に生まれる前、前世ではそう思っていました。

世に溢れる多くの記事は「おいしい桃の見分け方」を教えてくれます。色がどうとか、お尻のへこみがどうとか。もちろんそれも大事です。
でも今日お伝えしたいのは、見分け方ではありません。そもそも、どこに行けば本当においしい桃に出会えるのか
場所の話です。

というのも、桃の世界には、ちょっとした「順番」があります。
これを知っているかどうかで、出会える桃が変わってきます。次の章で、その舞台裏をお見せします。

桃農家は、とっておきの桃を「どこ」に出しているのか

これは、うちだけでなく多くの桃農家に共通する、現場のリアルな話です。
収穫した桃は、すべてが同じところへ行くわけではありません。じつは出す先に、はっきりとした順番があるんです。

こっそりお見せします。これがその、桃の出荷ピラミッドです。

桃農家がとっておきの桃を出荷する順番のピラミッド図。上から直売のお客さま、ご近所等に依頼された贈答用、◯協さん・仲介業者、現地販売・おすそ分け
桃農家が、いちばんいい桃から順に出していく先のイメージです。

① まずは、直売のお客さま

毎年「今年もお願いね」と、直接うちに注文してくださる方。ずっと買い続けてくださっている方。
この方々に、いちばんいい桃を真っ先にお出しします。
お客様は誰が作った桃なのかわかっていらっしゃる。1年かけて桃を栽培してきた農家としてもプライドを賭けた戦いです。

② 次に、ご近所さんや親戚から頼まれる贈り物用

「お世話になったあの人へ、いい桃を贈りたい」という贈答の需要。大切な方へ贈るものですから、ここにもしっかりいい桃が回ります。
ご近所さんや親戚に恥をかかせるわけにはいきません。

③ そして、仲介業者へ出荷

いちばんいい桃を選んだあとに残った桃を、◯協さんや仲介業者さんへお出しします。
……あ、誤解しないでください。決して悪い桃ではありません。むしろ立派な桃です。ただ、「とっておきを選んだあとの桃」というだけなんです。

④ それでも残った桃は、現地販売やおすそ分けに

完熟してしまって遠くへ送れない桃などは、現地販売に回したり、ご近所や親戚に配ったり。
ちなみにこの「④の桃」、味だけでいえばとんでもなくおいしかったりします。
多分、一番甘いのはこの4番の桃です。近所に住んでいる人がちょっとうらやましい、というのは農家あるあるです。

結論。おいしい桃は「農家直販」が近道です

もうお気づきですよね。ピラミッドのてっぺん、つまり①の直売のお客さまに、いちばんいい桃が集まっているんです。

もちろん、桃農家はたくさんありますから、全部が全部こうだとは言いません。
業者さんにとびきりいい桃を出している農家さんもいらっしゃいます。
でも、「直接うちに注文をくれた人に、いちばんいいものを届けたい」——多くの農家さんはそう思っているはず。
だって、わざわざ自分のところを選んで、お金を払って待っていてくれる方ですから。
がっかりさせたくないに決まっています。

逆に言うと、その順番を知らずにいると、ピラミッドの上のほうの桃には、なかなか出会えないということでもあります。
だからこそ、本当においしい桃に出会いたいなら、農家から直接買う。これがいちばんの近道だと、農家の息子として胸を張ってお伝えします。

……と、ここまで言っておいて自分のところの宣伝をしないのも、それはそれで不自然ですよね。
そうです、かわて農園も直売をやっています
山梨・南アルプスの畑で、家族みんなで一つひとつ丁寧に育てた桃を、ピラミッドのてっぺんから、まっすぐあなたのお手元へお届けします。

かわて農園から直接、桃をご予約ください

最後に

桃業界のぶっちゃけ話を、不肖の息子がついうっかり全部喋ってしまいました。
見つかる前に、そっとこの記事を閉じることにします。

でも、これだけは本当です。
本当においしい桃は、農家のいちばん近くにいる人のところへ届きます。
よかったら、あなたも「かわて農園のいちばん近くの人」になってください。ピラミッドのてっぺんの桃を、心を込めてお届けします。

それでは、今年もおいしい桃の季節を、一緒に楽しみましょう。
かわて農園・不詳の息子でした。